個人が支援できる9つの国内クラウドファンディングサイト
2017/04/01
最近、新聞でもよく出てくるキーワードにフィンテックというものがある。
ファイナンスとテクノロジーを合わせた造語だが、具体的にはテクノロジーの進歩による、金融関連の技術革新全般についてをフィンテックと呼ぶ。
中でも、会社を立ち上げたばかりのベンチャー企業の資金調達によく利用されているクラウドファンディングというものがある。
クラウドファンディングは新しい資金調達方法
クラウドファンディングとはどのようなものか簡単に説明すると、多数の投資家から資金を集めて投資対象に投資するというもの。
今までは銀行などの金融機関のみがそういった金融仲介機能を持っていた。
テクノロジーの進歩によって、資金調達の仲介は金融機関だけではなくなってきている。
クラウドファンディングを利用することで、個人が企業に対して直接的に資金を投資することが可能になってきている。
また、企業側もスタートアップ資金の調達のみならず、新商品や試作品をクラウドファンディングに出品し、投資を募ることが可能になった。
売れるか判らない試作品を出品することで、売れる商品になる可能性を探ることができ、売れる商品であれば資金も集まるということなのだ。
クラウドファンディングを利用すると、商品の量産前に開発コストを抑えたうえでマーケティングもできてしまう。
企業にとって開発やマーケティングは先行投資になってしまう部分であるが、この部分のコストがクラウドファンディングを利用することでかなりカットできる。企業はアイデアやノウハウの開発に集中できる。
個人でもクラウドファンディングで支援ができる。
現在、クラウドファンディングを運営する企業は増えてきている。
主に取り扱うのは、新興企業の新商品や試作品が多い。
以下、紹介してみたいと思う。
様々なプロジェクトに投資することができるCAMPFIRE。
古民家再生プロジェクトなどの建築や試作品の開発、エベレストに挑戦する登山家への支援など、バラエティに富んだプロジェクトがあります。主にリターンは金銭ではなく、オリジナルのノベルティーであったり、試作品そのものがもらえるプロジェクトが多い印象。
Makuakeでは主にお酒や時計などの物が多い印象。試作品や限定品を募集している。
Makuakeにしか出ていない商品が多いので、めずらしい商品を見つけることができる。
Readyfor(レディーフォー)もクラウドファンディングの中では文化遺産の再生プロジェクトや商品開発の支援などが目立つ。
他のクラウドファンディング取扱業者と異なり、プロジェクトを関東や東北など、地域から探すことができるようになっていること。
地域創生といわれる地方活性化に貢献できるプロジェクトが多数用意されている。
ファーボもクラウドファンディングの中では地域に根ざしたプロジェクトが多い。
こちらのウェブサイトも都道府県別に投資できるプロジェクトを探すことができる。
GREEN FUNDINGのプロジェクトは映画や音楽、アートなどのプロジェクトが多い印象。
写真集の出版などから、日本酒の販売プロジェクトなど豊富に揃っている。
WESYMも他のクラウドファンディングサイトに負けず、多種多様なプロジェクトが揃っている印象。
やや、音楽やスポーツ、ファッションよりのプロジェクトが多いかな。
カウントダウンはグローバルな活動を支援する案件が多い。
得意とするところは、アーティストの音楽ライブなどの支援プロジェクト。
MotionGalleryは主に映画などの映像作品の製作を支援するクラウドファンディング。
映画や公演会などのプロジェクトに出資することができる。
Sportie FUNDはスポーツ特化型のクラウドファンディング。
アスリートの世界大会参加やスポーツグッズの開発など、スポーツに関するあらゆる案件がある。
まとめ
個人であっても、クラウドファンディングを利用することで、応援したいプロジェクト出資することができる。
また、出資を募る側となることもできる為、新たな資金の調達方法として注目されている。
貰えるリターンについてもノベルティであったり、体験をすることができるなど様々だ。
今後、市場規模も拡大する見込みがあり、盛り上がる要素のある要注目のジャンルだと思う。
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