ライフプラスノート

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最近の情報収集法とメディアの使い方を考えみる。

      2017/03/25

fas / Pixabay


最近この僕らが毎日やっている最強の読み方を読んだ。
僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

インターネットにはたくさんの情報があふれていて、正しい情報の取り方を知っていないと、大量の情報に振り回されることが多々ある。

ジャーナリストである池上彰さんと、作家の佐藤優さんの情報との接し方から、情報に振り回されない為の技術について考えてみたいと思う。

新聞の読み方


新聞は最近のできごとやニュースについて、世の中を知る為には1番のツールだ。

情報の一覧性においては新聞の紙面が1番であると言える。

新聞は最低2紙を読む


新聞社は会社によって取り上げる記事が違うことが多々ある。

また、同じトピックを扱う場合でも、取り上げ方がまったく異なる場合がある。

そういう所はその新聞社の味なんだと思う。

なので、1紙のみ読んでいると比較することができない為、その記事についての捉え方が偏ってしまう。

ニュースに対して総合的な判断ができず、重要性を見誤ってしまう。

全国紙と地方紙の2紙、リベラル系と保守系の新聞があるが、どちらも読むようにすると情報の捉え方のバランスがとれると思う。

いきなり字だけを追っていくのはつらいので、まずは1紙5分で読むようにすると良いといいのではないか。熟読するのではなく、見出しをざっと見ていく。どういったニュースが取り上げられているのかを把握するところから始め、その中で興味がある記事について掘り下げて読んでいく方法が最初の読み方としてオススメだと思う。

雑誌の読み方


雑誌は自分の新しい興味や関心を広げるのに使える。

自分では意図しなくても、雑誌は様々なジャンルの記事が書いてあることもあって、興味が湧く分野やトピックを見つけることができ、視野を広げることにつながる。

また、興味がある分野だけでなく、今の旬な話題も合わせて読めるところが雑誌のいいところだと思う。

雑誌は基本的に娯楽として読むべき


基本的に雑誌を読むことについては娯楽として考えた方が良いが、自分の関心や興味を広げるツールとしてはかなり有効だと思う。

情報収集のツールとして雑誌の役割は、広く浅く知識を入れるのに役に立つものだと思う。

雑誌は浅い情報しか書いてないことが多いので、興味ある分野については雑誌の記事だけで判断せず、追加で専門書や関連書籍を買い、知識を深めるフォローをすることが大切。

ネットの使い方


ネットの情報は速報性に優れ、ニュースなどはテレビを見るよりも速い場合がある。

情報元として、新聞社公式サイトや個人の発信するブログなどのメディア、SNSなどのソーシャルメディアがある。

注意しなければならないのは、ネットの情報は後加工されて流通している物が多いということだ。

本当の一次情報は新聞などのメディアであることが多い。

特にTwitterやFacebookに代表されるソーシャルメディアはフォローする人によって、知りたい情報が豊富に手に入る一方、自分が欲しくない情報や反論については目にすることが無くなる。自分の考えにそぐわない情報を発信する人はフォローしないからだ。

炎上と言われるように、わざと反論を煽るような情報を戦略的に発信する者も中にはいるが、個人の意見の域を出ないものが多いと思う。

ネットのヘビーユーザーで主に情報収集をネットで行うことが多い人は、ネットの論調が世論の主流とは限らないということを頭の片隅に置いてほしいと思う。

書籍の読み方


本の良さは情報の信頼度や体系的にまとめられた情報であると思う。

知識のベースを作るには、その道の専門家が書いた本を一通り読むことが有効。

例えば、政治経済のニュースを読むにも背景にある宗教や国と国との因果関係や歴史などを知っているのと知らないのではニュースの捉え方にも差が出てくる。

どんなジャンルでも古典と言われる書籍が存在する。いわゆるネタ本といわれるものであるが、どのジャンルでも3冊から5冊くらいではないだろうか。

古典は長年読み継がれているロングセラーが多いが、洗練されておらず読みにくいことが多い。ただ、情報の密度については古典が1番豊富である。

読み方としては、ニュースで拾った興味のあるキーワードを深堀して原典にあたる読み方をするといいと思う。

まずは興味のある分野から読んでいくのをオススメする。

まとめ


情報の集め方や注意点を書いてみた。

情報の正確性といった点では新聞や公式サイトを利用するのが良く、さらに掘り下げて物事を考えたり、知識を得るには原典を読むこと。

雑誌は政治経済や学術系とエンタメ系と分けて考えること。

ネットの情報は速報性があるが、信頼性や情報の偏りに注意して見ること。

ネットの中で発信されている意見は世の主流ではないことが多いので、その点に注意して見ること。

これらのことに注意して、情報の取り方や整理の仕方を工夫し、自分の判断基準を作っていければいいと思う。

佐藤優さんは作家であり、池上さんはジャーナリストとして情報を発信する立場にあることから、豊富な情報収集法と整理の方法を持っている。

正しい情報を選り分ける考え方はすごく参考になった。

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