働きはじめて10年経った自分が思う、社会人1年目で心がけておきたいこと
2017/04/01
今回は就職して社会人になる方に向けて、自分が振り返って思うことを書く。
こんなだらしない自分でも社会人として10年働いてしまったと思うと不思議でならない。
社会人10年間という時間の中で色々あった。最初から知ってれば良かったなーと思うことや、役に立ったことなど、思ったことをまとめてみたい。
目次
社会人になるということ
学生から会社に就職して働きはじめると、今までと大きく環境が変わることを実感する。
具体的には、今まで年の近い人と関わることが多かった学生時代から、自分の親の年齢に近い上司や一回りも年齢の違う先輩と一緒に働くことになるからだ。
本当に色々な人がいると思う。
パワハラやムチャ振りがすごい上司、ゴマすりの上手な先輩もいましたし、味方になってくれる先輩もいた。
ただ、基本的に社会人になると自分の家庭を持つ人が大多数だからなのか、保守的な事なかれ主義的な人が多いと思った。当たり前か。
新人で入った時に、これが日本のサラリーマンなんだなぁと感じたのが懐かしい。
今では当たり前になってしまって何も感じなくなってしまった。
仕事と仕事の知識は自分から進んで得る
新入社員で入った当初から、仕事に対する姿勢や、勉強をしているかなどは上司から見られるように思う。
前向きに仕事を覚える努力や、自分がやっている仕事について勉強を継続的にやることが大切になる。
自分のことしか考えてない上司がいることも覚えておかなければならないことだと思う。だが、新人の努力を見ている上司も必ずいる。
上司の為に努力するのではなく、自分の中に目標を持って行動するようにできたら、後々の自分の為になると思う。自分の為に勉強していくことを心がけよう。
仕事で必要な知識は結局、遅かれ早かれ覚えなければいけないことが多いので、早い段階で勉強して覚えてしまった方がプラスに働くことが多い。
私の職場では資格試験などが多かったこともあって、同じ資格を取るにしても、早い時期に取っていた方が評価されていたように思うし、仕事に役立っていたと思う。
メモとノートは必ず書くこと
最初は仕事について、全く知らない状態から始める場合がほとんど。
当たり前に言われることが多いが、先輩や上司から教わったことは後で確認できるように文字として残しておくこと。
「それ、この前教えたよね」と先輩から言われるようだと要注意。
私のメモとノートの使い分け方だが、電話取次ぎなどのすぐに完結するような事はメモ帳を使って、終わったら捨てていくようにしていた。
先輩や上司から教わったことや自分で調べたことは長く保存する為、ノートに記録するようにしていた。
仕事用にもう1冊別にノートを作り、仕事で次に行う事や何日も掛けてやる仕事のなどのタスク管理を書いて管理するようにしていた。
ノートを別にすることでタスクと仕事のやり方がごちゃごちゃになってしまわないよう工夫をしていた。
営業をしていた時期もあり、その時は上記にプラスして手帳でお客様とのアポや面談スケジュールなどを管理していた。
社会人となった10年間で様々なやり方を試して、シンプルながらもメモ帳とノートを分けるやり方に今は落ち着いている。
夜は寝る。当たり前だけど睡眠時間は大切だ。
多忙になってきても、睡眠時間を確保することは本当に大切だと思う。
翌日の仕事に影響してしまうし、眠いと集中力が続かないので何よりも自分が辛い。
個人差があると思うが、毎日6時間程度は寝るようにした方が色々と効率良くできると思う。早く寝て、早く起きるようにすること。
少しの時間でも良いので、朝早く起きて出社する前に読書をしたり、仕事に関する勉強を行ったりすることが、自分に対してプラスになる。
最初、自分の今までの習慣を変えることは辛いけれど、良い習慣をつけておくことは、後で生きてくるし、本当に大切だと思った。
目標を見失うことを防ぐ
社会人になって、将来こうなりたいとか、5年後はこうなっていたいとか明確に目標を立てた方が良い。
将来思い通りにはいかないとしても、目標に向かって努力することは本当に大切。そして、1年間の目標から半年、3ヶ月、1ヶ月、1週間、1日と目標を立てる期間を小さくしていくこと。
期間を小さく、達成しやすい目標を立てて、達成していくことが後々で大きな成果になる。
コツはちょっと変えてみること。今までと大きく変えることは大変な労力がいることだが、少しの変化を加えることは簡単にできるはず。
ちょっと努力してみる。もう少し頑張ってみることを習慣にする。
気がつけば10年経っていた私が振り返ってみても、何も考えてない時期は思い出しても何も出てこない。何か無駄にしてしまったのではという思いが残る。
強く、今までの自分から変わりたいという思いがなければ、周囲に流されてしまい、今のままだ。
自分のため、人のため
社会人になると仕事以外でも外部の人間と付き合うことが多くなる。
プライベートでも頼まれ事をされることも増える。
人によっては断りにくいことも多々ある。
実体験から言うと、別にどうでも良い、ボランティア的な事を引き受けるかどうかの判断は、自己中心的で良いと思う。
最初からボランティアだと割り切ってできるようなら良いが、そうではないことも多々ある。
自分の為になることなのかどうか。人の為に役に立てるのなら良いのか。
引き受けてみて、誰にも喜ばれない仕事では辛いし、自分の経験値として役に立たないものではどうしようもない。
なおかつ、やってみたら予想以上に大変だったとか、押し付けられて誰も手伝ってくれないなど、後で問題が出てくると本当に辛い。
判断基準を持って、納得感を持って引き受けること。頼まれる事のボリュームなどを最初に確認することが大切。
お人好しで大変な仕事をよく考えもせず引き受けて、後で文句を言う。そんなふうにならないように良く考えて引き受けるようにしたいものだ。
本当に大切なことに注力する
先に書いたように仕事をしはじめると本業以外にもイベントが入ってきて忙しくなる。飲み会、合コンをはじめ会社のゴルフだとかサークル活動や会社がらみでのボランティアなど、参加し続ければプライベートな時間がまったく無くなるほどだ。
一人孤独な時間が嫌いな人にとっては良いことなのかもしれないが、大多数の人は一人の時間を大切にした方が良い。
それはなぜか。
好きで参加している趣味のサークルや娯楽についてはリフレッシュできるものとして大変良いと思う。ただ、そうでないイベント、いわゆる付き合いで参加する会社のイベントや上司とのゴルフなど、後の仕事上のコミュニケーションが良くなるといったことはあるのかも知れないが、基本的に不毛なものが多いと思う。
そのようなものに参加して大切な仕事以外の時間を浪費するくらいなら、家で自分の為に勉強するなり、読書をするなりしていた方が良いように思う。
会社のイベントなどは、上司にゴマをするのが不得意な人間は特に辛いイベントだと思う。何の意味があるのかわからない。
仕事以外の時間は自分の知識や資格などの習得の為に時間を使う方が良いと思う。社会に出ると本当の意味で自分の力が試される。
能力が無いからと言って、誰も助けてはくれないのだ。
自分が本当に大切だと思うことに注力しよう。
興味を広げよう
会社に入ると、仕事がらみでの人付き合いが多くなる反面、それ以外の人との関わりが薄くなってしまうことがある。
多くの時間を会社で過ごすことになる為、仕方ないことなのかもしれない。
そうなってくると考え方などの偏りが心配だ。
思考や知識、見聞のバランスを高める為に、仕事以外のことにも興味を広げることも大切だと思う。
新しく趣味を作ることも良いと思うし、仕事とは違う分野の勉強をするのでも良いと思う。
会社に入って長く経ってしまうと、知らない間に業界の常識が染付き、偏った思考をするようになってしまうので、そのバランス感覚を養う上でも色々な刺激が大切なのではないだろうか。
異業種の人と話をするのでも良いし、趣味を作って知らない文化に触れたり、物を作ったりといった普段やらないことを積極的にやっていくと良いと思う。新しい刺激が思考や知識の偏りを緩和してくれる。
どうしても合わない仕事だと思うならば
仕事をはじめて何年か経ってくると、思っていた仕事と違うとか、思ったより給料が貰えないといったギャップが出てくる。
転職するにしても3年は同じ会社で働くべきだという意見もあるが、10年働いてしまった経験上、ギャップは埋まらない。方向転換するなら早い方が良いと思う。
常にギャップを感じながらでは、良い仕事などできる訳もなく、上司から評価されにくい。なにより、そのような状態では自分が精神的に健全ではないように思う。
目標について書いたが、数年後に成っていたい自分が実現できないと思われる場所に居続けるべきでは無いと思う。特に結婚して家庭を持ちたい、子供を持ちたいと考えている人にとっては、人生を掛けることができる職なのかと問いたい。
現在、男女の雇用の差を小さくする方向で世の中は進んでいる。
しかし、男性は未だに家族を養っていくといった考え方が古くから残っていることから、若手の男性社員は特に悩みの根が深い部分だと思う。
まとめ
若者の恋愛離れ、上がらない年収、男女雇用の格差是正、男は働いて女は家庭を守るなどの文化の変化が起こり、自分たちは大変な現代に生きている。
色々な要素が絡み合って出てきている問題が多いが、目標を持ち、成りたい自分に少しでも近づいていきたいと思う。
今回は社会人になって10年間で思った私的なことをふと書いてみた。
思い出しながらとりとめもなく書いてみたので、まとまっていないがご容赦を。
全然たいした経験もせずに10年が過ぎてしまったと毎日焦っているが、この記事を読んだくれた方が少しでも前に進むお役に立てれば嬉しい。
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